せきりゅう記

趣味の話と日常の愚痴

授業を切るって何?

どうも

今回は予備校に通ってて疑問に思ったことを書きます

予備校に通っている、あるいは通っていたという人はこんな言葉を聞いたことがあると思います

「この授業つまんないし時間の無駄だから切るわ」

「この教科得意だから授業出ないで自習室で苦手科目やる」

こんなことを言っている人、身の回りにいませんでしたか?

もしくは、自分がそうだ、という人もいると思います

はたしてその選択はどうなのか?

今日はそういう話です

僕にはある友人がいます

仮にAとしましょう

Aとは中学からの仲でとても気が合う唯一無二の大親友です

彼もこの春から同じ予備校で浪人しています

クラスは違うのですが、一緒にご飯を食べたり、勉強したりしています

僕とAの間にはもはや礼儀など必要ないようなもので思ったことはお互い言い合う仲です

少なくとも僕はそう思っており、Aに不満な点があるとストレートに指摘することもありたす

この間Aと会話していると彼が

「今度の授業から出ないから」

と言いました

僕は

「もったいないから出た方がいい」

と引き留めたのですが、結局Aはその授業に来ませんでした

僕はなにかやるせない気持ちになりました

Aとは「絶対受験に成功しよう!」と約束したり、お互い進学したらの話をしていました

そんなAが授業を何の根拠もない自らの判断でサボり、僕の引き留めの言葉も全く響かなかったことに腹が立ち、さみしくなりました

僕の身の回りには他にも二人、このように授業を自らサボる人がいます

また、名前も知らない人ですが、同じクラスにも特定の授業に姿を見せない人がいます

その人たちに問い掛けたいのは

何の権限で授業を切っているのか?

ということです。

浪人してもう一度大学進学への挑戦権を得るのにはみんな覚悟して腹の中に決めたことがあると思います

それは浪人する自分だけでなく、両親も一緒だということ忘れていませんか?

両親にとっては浪人する子供は規定路線から逸れたダメな子なんです

本来なら高校卒業後にそのまま大学に行く予定だったのに僕達が失敗したおかげで余分なお金を払いまた一年子供の受験を見守らなければならないのです

受験失敗によって人生の歯車が狂ったと思っている人

それは自分だけではなく両親にも言えることなのです

 

予備校に入るにあたり独断でどの授業を受けるかを決めた人はいないでしょう

「このコースでこの授業を受けてこの大学に合格する」

そう宣言して両親に理解してもらい、お金を払ってくれることで初めて予備校で浪人する権利を得られるのです

さて、ここまでであなたは何をしましたか?

浪人する、と言って親を説得しただけでしょう?

一方親はというと、僕達を信じ、大学に受かることを祈ってくれて、「お金」と目に見える形で一緒に尻拭いをしてくれようとしています

自分の子供とはいえ一度期待を裏切り、受験に失敗している人にですよ

ただ、予備校が始まれば今度は僕達が応える番です

みんな固い意思と高い志を持って予備校の授業に臨みます

(この点では、寮に入っている人は有利だと思います

親元を離れて暮らすことで親のありがたみがわかりますからね)

しかし、だんだん慣れてくるとどこか手を抜いてしまう人が増えます

これは致し方ないことだとは思います、人間ですからね

ただ、ここから先がどうなるかが重要です

大抵の人は勉強をサボってしまったことを反省し、講師に質問などをするあくまで授業の内容をサポートする形で不足だった部分を補おうとします

これが正解の形だと思います

しかし、不安と焦りからか自分でいらないと思った授業を切り、その分の時間を苦手科目の勉強に充てたり、講師が合わないという理由でその科目を一人で勉強したりする人が出てきます

もうこの時点でその人は一人で戦っていると勘違いをしています

親は?講師は?担任は?

皆が僕達の協力者だということを忘れていませんか?

だいたい、苦手科目を自分一人でやってる人

誰の助けもなくその科目が理解できるのならその科目は苦手科目にはなっていないのでは?

授業を切ると決めた時はもちろん親に言って納得してもらった上でのことですよね?

まさか、独断で授業を切っていないですよね?

授業を始める時は親と一緒に決めて出ないと決める時は一人なんておかしくないですか?

授業の内容が受験に不要だからと授業を切った人

その判断の根拠は?

今の自分が決められることなんですか?

それを決めるのは今の自分ではなく入試ですよ

授業で習った内容が入試で出なかった時と切った授業の内容が入試で出た時、どちらの衝撃が大きいか考えてください

 

授業をサボる人には大きく分けて2種類の人がいると思います

めんどくさいからサボる人と前述の不要だと判断して授業に出ない人です

前者は模試などの成績が悪ければ反省してまた授業に出るようになり、サボった分を挽回しようとします

たちが悪いのは後者です

この人たちは模試で成績が悪ければもっと自分でやろうと余計に授業を切る可能性があります

もともと授業を切ってることを忘れていることもあります

このような人たちは自分の学力に大きな自信があり他人の説得には応じない人が多いです

だからたちが悪いのです

 

なぜ僕がここまで授業を切ることに反対か

それは僕自信が授業を切って失敗したからです

僕は数学が今でも苦手科目です

現役生の時にはもっと苦手でした

僕は現役生の時にも塾に通っていました

そこで数学の授業をとっていたのですがだんだん理解できなくなり、センターまで2ヶ月を切ったところで授業に出るのをやめて一人で問題集をやっていました

その時には親にもちゃんと説明して納得してもらった上でしたがとても焦っていました

そして、センター試験の時

ご存知の人もいると思いますが、数学ⅠBで一次関数が出ました

そこで僕は焦りそのあとの問題にもずるずると引きずり結果は惨敗でした

塾の授業に出ていたらもっと点が取れたという保証はありません

しかし、僕は授業に出なくなったことを後悔しました

なんで授業についていけなくなったときに先生に質問しにいかなかったんだろう?

ずっとそのことが心にありました

なのでこの春からの予備校の授業は何があっても絶対に授業を切らない

そう心に誓いました

 

講師と合わないとか、授業が理解できないということもあると思います

でも、その時は周りの人にも相談してみましょう

いや、相談しなければダメです

それはあなただけの問題ではなく、あなたをサポートしてくれる周りの人の問題でもあるのです

授業を切ってる人に言います

周りにそういう人がいる人もこう問いかけてください

「大学に受からなかった時、誰が悲しんでくれましたか?」

またその人にそんな悲しみを与えたいのですか? 

何度も言いますが、これはあなた一人の問題ではない

周りの人たちも協力して解決したい問題なのです

 

それでは今日はここで終わります

長文失礼しました